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AMNのソーシャルメディア上のインパクト測定ツール 「ユーザーチャート」が分析数100万を突破

2012年08月22日 プレスリリース

AMNのソーシャルメディア上のインパクト測定ツール
「ユーザーチャート」が分析数100万を突破
~全体の4割がキュレーター属性、7割がレベル30未満~


このたび、カンバセーショナルマーケティングを手掛けるアジャイルメディア・ネットワーク株式会社(東京都渋谷区、代表取締役 徳力基彦、以下「AMN」)は、AMNが開発した複数のソーシャルメディアでのインパクトを横断的に測定できる「ユーザーチャート(userchart.jp)」の解析数が100万人を突破しましたので、お知らせいたします。

<<ユーザーチャート提供の意図>>
AMNでは、複数のソーシャルメディアを横断し、ユーザーの本来のインパクトを測定するサービスとして今年の4月に「ユーザーチャート(userchart.jp)」をリリース致しました。今回は解析数が100万人を突破したので、解析済ユーザーのデータを発表します。

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▼解析済みユーザーのレベルの分布
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■73%のユーザーがレベル30未満、高インパクトは2%未満
ユーザーチャートではユーザーのインパクトを分析し2桁の数値で表示しています。今回100万人のアカウントの分布を分析したところ73%のユーザーがレベル30未満という結果になりました。
そのなかでもLv09~10の分布が最も高くなりました。一方、インパクトで順位付けしたインパクトランキングでは、スポーツ選手やタレント、知識人など上位50のユーザーがレベル70以上となり、一般にみても複数のソーシャルメディアを活用して高いインパクトを持っているユーザーとなるLv50以上は全体の2%未満となることがわかりました。

■鍵なしアカウントの4割がキュレーター属性
ユーザーチャートでは、インパクトを測定するだけではなく、ツイッターでの発言傾向を分析して、以下の4つの属性に分類するユーザーマップ機能を提供しています。

【ユーザーマップ機能の4つの属性】

1)キュレーター
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URLを含む発言数が多いユーザーがこの属性に分類されます。
ユーザー同士のコミュニケーションよりも、いま話題のニュースなどをいち早くピックアップして発信することが多い、Twitter上でのニュース発信者的存在が該当します。
例) 佐々木俊尚(@sasakitoshinao)

2)ネットワーカー
URLを含む発言数が多いだけでなくリプライでの会話も多い情報発信と他のユーザーとのコミュニケーションの両方を重視するユーザーがこの属性に分類されます。
例) 勝間和代(@kazuyo_k)

3)プレゼンター
URLを含まない公式・非公式RTが多く、発言数も多いユーザーがこの属性に分類されます。自らの意見を多く発言していながら、適宜非公式RTなどを利用して、ユーザーとの会話もしているユーザーがこの属性に該当します。
例)孫正義(@masason)、糸井重里(@itoi_shigesato)

4)コミュニケーター
URLを含まない自身のコメントを発信者する1次情報発信者的存在で、公式RT、非公式RTだけではなく、リプライも多いユーザーがこの属性に分類されます。単なる情報発信よりもユーザーとのコミュニケーションを重視してTwitterを利用しているユーザーがこの属性に該当します。
例)NHKPR(@NHK_PR)

■分析の所感 (マーケティング部ユーザーチャート担当 AMN 高柳)
本結果からキュレーター、ネットワーカー属性のユーザーが多いことから単純に会話をするユーザーよりも、何らかのURLを含む形で情報発信・共有、または情報収集の為にTwitterを活用するユーザーが最も多いということが読み取れます。また、現状は、コミュニケーターの数字が低くはなっていますが、最近Twitterを使い始めたユーザーの中には、友人知人のみのコミュニケーションにTwitterを活用するなど、ユーザーのリアルなコミュニティに即したクローズドのコミュニケーションツールとしての利用が増えてきていることからも、今後解析数が増加するにつれて各属性の比率も変化してくると考えられます。

<<ユーザーチャートの今後の展開>>
今後は「ユーザーチャート」上に影響力の分析対象となるソーシャルメディアサービスを随時増やしていくと同時に、すでに提供している「よく言及しているブランドβ版」の機能の強化を図り、単なるインパクトの可視化だけではなく、ユーザー毎の興味関心や、ブランドに興味関心があるユーザーの可視化など、ソーシャルメディアユーザーのインパクト以外の特徴も顕在化する機能拡充を行う予定です。

<<ユーザーチャートの概要>>
「ユーザーチャート」はTwitterもしくはFacebookのアカウントで登録を行うことで利用することが可能です。 基本的な機能として、ユーザーの各ソーシャルメディアアカウントを登録すると、AMNの独自の評価法をもとに各サービスにおけるユーザー毎の影響力を算出します。さらに、その結果はユーザーチャートのマイページに表示され、他の利用者にも閲覧が可能となります。また、複数のソーシャルメディアのアカウントを登録すると、個別のサービスの影響力とは別に複数のソーシャルメディアを横断した形での影響力の分析も実施します。
また、「ユーザーチャート」は無料でインパクトを分析する事が可能となっていますので、企業が自社のアカウントのフォロワーのインパクトの測定などに利用した際にも、以下のレベルの分布を参考にして頂くことで、分析したユーザーのインパクトが高いかどうか判断することを可能にします。

【分析可能な5つのソーシャルメディア】
Twitter、Facebook、mixi、Google+、ブログ

【評価方法】
各ソーシャルメディアの影響力を測定する為に、以下の指標を利用し、AMNの独自の評価法をもとにレベルの算出をしています。
●ブログ評価指標
ブログチャートのレベル
●Twitter評価指標
フォロー数、フォロワー数、直近の投稿数、リストに【登録されている数】、
お気に入り【登録数】
●Facebook評価指標
フレンド数、直近の投稿数、直近の投稿に対する「いいね!」獲得数、
「いいね!」したコンテンツ数
●mixi評価指標
フレンド数、直近のmixiボイスの投稿に対する「いいね!」数
●Google+評価指標
サークル数、被サークル数

■関連リリース
AMNがスポーツ選手のインパクトランキングを発表(2012.7.30)
https://agilemedia.jp/pressrelease/amn_94.html
AMN 「ユーザーチャート」にTwitterでの発言傾向を可視化する「ユーザーマップ機能」を追加(2012.6.18)
https://agilemedia.jp/pressrelease/2012618.html
「ユーザーチャート」のAPIを提供開始、ユーザーローカル社と提携(2012.6.4)
https://agilemedia.jp/pressrelease/amn_api.html
ユーザーチャートを活用した「アンバサダーレポート」提供開始(2012.4.11)
https://agilemedia.jp/pressrelease/amnsocial_insight.html
「ユーザーチャート」をリリース(2012.4.5)
https://agilemedia.jp/pressrelease/amn5_3.html

■アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)について
AMNは、利用者と企業、そしてメディアの3者の会話やコミュニケーションを支援する「カンバセーショナルマーケティング」の推進をコンセプトとして、2007年2月に設立されました。アンテナの高いブロガーやソーシャルメディアユーザーと企業をつなぐことで、情報感度の高い利用者に効率的にリーチする手段を企業に提供します。また、TwitterやFacebook、mixiなど、複数のソーシャルメディアを活用したマーケティングサービスを提供しているほか、国内の有力ブログをネットワーク化し、質の高いブログの書き手を支援しています。
(社)日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会運営の第6回Webクリエーション・アウォードで大賞を受賞。AMNのアドネットワークには 90のブログと17のTwitter関連サービスが参加しており、全体のページビューは月間5,000万PVを超えています。

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