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注目の話題をピックアップする「ブログレーダー」を公開

2008年02月21日 プレスリリース

ブロガー注目の話題を自動でピックアップする「ブログレーダー」を公開
~ブログの被リンクの仕組みを活用し、ブログで議論を呼んでいる話題を抽出~


アジャイルメディア・ネットワーク株式会社(略称「AMN」)(本社:東京都港区南青山1-3-1 パークアクシス青山一丁目タワー708、代表取締役 坂和 敏)はさくらインターネットと共同で運営しているブログラボ上の第一弾のサービスとして、 ブロガーが注目している話題を自動的にピックアップするニュースサイトである「ブログレーダー(blogradar.jp)」を本日公開いたしました。

【ブログレーダー開発の背景】
現在、世界には約7000万のブログが存在すると言われており、1日あたりの投稿数は150万件を超えると言われています。
なかでも日本語のブログ投稿数は非常に多く、言語別のブログ投稿数では英語を押さえて世界1位と言われているほどです。

ただ、一方で日本のブログは日記的な個人の日々の日常を綴っているものが多い傾向がある上、自動的にブログ記事を生成するプログラムなどによるスパム記事や、ブロガーが記事を投稿するだけで報酬を支払ういわゆるPayPerPost(ペイパーポスト)型のサービスによる記事広告型ブログ記事が大量に存在すると言われており、情報源として活用できる記事の割合が少ないことも指摘されています。
 そのため、これらの大量の記事の中から注目の記事を見つけ出すのには、ある程度のノウハウやITリテラシーが必要です。

そこでAMNでは、よりITやネットの知識の無い方でも、ブログの有益な記事を情報源として活用できるようにするために、誰でもブログ上の注目の話題や議論を一目で把握することができるニュースサイトの必要性があると考え、このたびブログレーダーの開発に取り組みました。

【ブログレーダーの特徴】
ブログレーダーでは、開発に際して、個人で「ついったーランキング」や「話題の.jp」などの開発に携わっていたbambino.jpの福田氏に協力を仰ぎ、ブログから張られているリンクをフィルターとして活用することで、インターネット上に日々生成される大量の情報の中から、ブロガーが注目している話題を自動的に抽出する仕組みを構築しています。

単純なブログの被リンク数を元に話題の抽出を行うと、PayPerPost型の記事や、スパム記事による影響が大きくなりますが、ブログレーダーではAMN独自の調査に基づいてブログのリスト化を行い、それらのブログからのリンクを元に注目記事を抽出しているため、スパムによる影響を受けにくくなっています。
なお、ブログレーダーでは注目の記事を表示するだけではなく、その記事にリンクしているブログの記事一覧も表示することができるため、話題に関するブロガーの反応の一覧を手軽に閲覧することが可能です。

米国では同様の仕組みを元に運営されているTechmemeが、ブロガーを中心に人気を集めており、Googleニュースやdiggなどと共に、新たなニュースサイトの構築方法として注目されています。今後ブログレーダーは、日本において同様の役割を果たすべく開発を継続していく予定です。

なお、AMNでは、ブログやインターネットの価値をより高めていくためににも、スパムや情報氾濫の問題に積極的に対処することが重要と考えており、今後ともさまざまな活動を行っていく予定です。

■ブログレーダーのウェブサイトはこちら
 http://blogradar.jp/
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