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あなたの「注目」にはもっと価値があっていい

2007年04月04日 お知らせ

アジャイルメディア・ネットワーク (AMN)にとって初めての読者アンケートが無事に終了しました。ご協力いただいた参加ブロガーならびに読者の皆さんに改めて御礼を申し上げたいと思います。どうも有り難うございました。

今回のアンケートは、回答者の方への謝礼orプレゼントも用意せずに実施された、まったくのボランタリーベースのものでしたが、それにもかかわらず約800件もの回答をいただくことができました。この結果から、パートナーブロガーの皆さんと各々のブログを支える読者の皆さんとの結びつきの強さをあらためて実感している次第です(この読者アンケートの結果については、分析作業が終わり次第公開の予定です)。

このアンケート結果は、今後各ブログの媒体価値向上に役立てられることになります。そのことによって、各参加ブロガーの皆さんの収益機会が増え、それが彼らの励みとなってより質の高い、より多くのエントリが書かれることで、アンケートにご協力いただいた皆さんに楽しんでいただけるコンテンツが増えていく・・・というのがAMNとしての当面の目標です。

また、それとは別に、個人的には次のような想いもあります。それは、読者としてAMNの試みに参加していただいている皆さんに、ご自分の「注目(Attention)」の価値をもっとレバレッジしていただき、いまよりももっと豊かで多様な「対価」を受け取れるような仕組みを実現したい、というものです。

この「情報に対して情報で報いる」という仕組みが結実すれば、その延長線上に読者/書き手(情報発信者)/広告主である企業のいずれにもベネフィットがもたらされる情報エコシステムが出現する・・・というのが将来を見据えた個人的な仮説ですが、現時点ではいかんせんこの仕組み自体が「絵に描いた餅」ですので、詳しい話は別の機会に譲ります。

いずれにしても、アナログ時代の広告モデルを引き継いだ現在のメディアの価値基準(「モノサシ」)では、あなたが実際にどんな人であろうとほぼ等価な存在として扱われています。広告の基準がインプレッション(PV)ベースであろうとあるいはCTR(クリック率)他をベースにしていようと、皆さんがどんな人であるか、という点はほぼ考慮に入れられていません。乱暴な喩えをすれば、ビル・ゲイツ氏であろうと、3歳児であろうと、あるいは野良猫のミケであろうと、ワンクリックの価値はみな一緒、ということになります。

(企業やメディア側からみたとき)皆さんがどんな人であるかを知る術がなかったか、あったとしてもコスト的な制約で実行が難しかったアナログ時代ならいざ知らず、そのためのまっとうなやり方が存在するいまの時代に、この「十把一絡げ」の扱いはいかがなものか、と。また、これだけ価値の多様化が叫ばれ、実感されているなかで、対価のモノサシがmoneyだけ、というのもおかしなものではないか、と(たとえそれが「最大公約数」もしくは「共通言語」的に役立つとしても…)。その点から、たとえば「広告を見たことに対して、直接お金が支払われる」といったスキームが意味を成しそうにないこともぼんやりと感じ取れるのではないでしょうか)。

「情報に対して情報で報いる」。

AMNは参加ブログを支持する読者の皆さんに対しても、そのようなカタチでサービスを提供していきたいと考えます。「なんだ、moneyではないのか」というご意見もあるかもしれませんが、その時々に自分にあった情報を探し出すためのコスト(=個人にとっては、主に手間)が大きくなっている現在では、この対価だけでもかなりのものになるはずです。また、当然ながら、moneyというモノサシでみて「多い」ほうがいいとも限りません。たとえばの話、事実上無産階級(!)に属する私に対して「とても有利な資産形成のお話が・・・」という情報(もしくはオファー)があっても、それは「ノイズ」に過ぎないからです。

皆さんの「注目(Attention)」の価値は、いまのところ「1インプレッション=1円」とか(あるいは0.2円とか)そういうレベルの数字でしか評価されませんが、実際にはもっと価値があって然るべきでしょうし、いまはまだその全体的な価値を計る道具立てが不足しているに過ぎません。AMNでは、そんな今はまだないモノサシや仕掛けをつくり、みなさんが注目の価値をレバレッジできるようにすることにも取り組んでいきたいと私は考えています。また今回のアンケートにもそうしたレバレッジの仕掛けづくりに至る第一歩としての意味合いがあると認識しています。同時にそれで飽きたらない読者の皆さん(”passive participant”)には、書き手としてさらに積極的に参加いただく”active participant”という選択肢もあります(いささか敷居が高い感じがあるかもしれませんが)。

AMNでは今後も継続的にアンケートを実施していく予定ですので、改めてご協力をお願いできればと思います。