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「Google Cloud Vision API」を活用した、画像データによる
クチコミ収集・分析機能をアンバサダープラットフォームに実装
〜AIによる画像分析機能により、テキストに限らない
クチコミデータの収集・分析にも対応〜
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社(東京都港区、代表取締役 上田怜史、以下AMN)は、このたびGoogle Cloud Platform™が提供する画像認識技術を活用し、事前に登録した画像データを用いたクチコミデータの収集機能を、アンバサダーの発見・分析・コンタクトがワンストップで展開可能な独自システム「アンバサダープラットフォーム」に実装いたしました。
■従来のクチコミ情報検索・収集における課題
AMNでは「ブランドについて積極的に関わり、発言・推奨する熱量の高いユーザーやファン」を“アンバサダー”として定義し、アンバサダーを可視化し組織化することで、企業のマーケティング活動に好影響をもたらすことができると考えており、多くの企業・ブランドのアンバサダープログラムの支援をさせて頂いております。
その中核となるシステムとして、アンバサダーの発見・分析・コンタクトがワンストップで展開可能な独自システム「アンバサダープラットフォーム」を提供しています。
アンバサダープラットフォームでは、登録されたアンバサダーのTwitterやInstagram等のSNSにおける発言を収集し、あらかじめ登録されたキーワードにマッチするアンバサダーのクチコミを収集し、把握、分析することが可能です。
(図)アンバサダープラットフォームにおけるクチコミデータ収集・分析の例
しかしながら、アンバサダープラットフォームのみならず、SNS上の発言を収集する機能を有するシステムにおいては、文字情報であるキーワードを検索・収集に利用しており、該当するキーワードがSNS投稿の本文中にない場合、その投稿に含まれる画像が企業/ブランドに関係するものであったとしても、ピックアップすることができませんでした。また、クチコミデータの分析においても投稿本文の内容分析が中心であり、投稿された画像データに関しては分析の対象となることが少ない状況です。
一方で、近年のInstagram等の画像/動画を中心としたSNSサービスの台頭により、文章を中心としたコミュニケーションから画像を中心としたコミュニケーションに変化してきたことから、キーワードを軸としたクチコミデータの収集・分析ではアンバサダーの活動の一部を把握することができなくなってきています。
■クチコミ画像収集機能の概要/特長
(図)クチコミ画像収集機能概略図
アンバサダープラットフォームの利用者は、従来からの収集用キーワードに加え、検索用の画像(キーイメージ)を登録することができます。これは、企業やブランドのロゴ、製品パッケージなど、クチコミデータとして収集したい(アンバサダーの投稿画像に含まれていてほしい)画像を想定しています。
アンバサダープラットフォームでは、登録されたキーイメージを「Google Cloud Vision API」を利用して画像処理を行い、キーイメージのメタデータとして保持します。また、アンバサダープログラムに参加しているアンバサダーのSNS投稿から収集したクチコミデータに含まれる画像についても同様に「Google Cloud Vision API」を利用して画像処理を行い、このメタデータも保持します。
このメタデータの比較によって、画像における内容がマッチする投稿を収集します。
なおキーワードと異なり、画像同士は完全な一致ではなく、被写体を含む関連度を算出し、その関連度に応じてマッチングを行います。関連度の閾値は、利用者が設定することが可能です。
なお、本機能は現在アンバサダープラットフォームをご利用頂いている企業ユーザーの皆様には、2018年1月以降、順次ご提供いたします。
■今後の展開
クチコミデータの画像処理の過程で保持したメタデータを用い、その投稿写真がどのようなシチュエーションで撮影された画像であるか、および、どのような被写体と一緒に撮影されていることが多いか、などをクチコミデータの分析に反映する機能も開発を進めています。
これにより、アンバサダーがどのような場面で対象企業/ブランド/製品のクチコミを行っているかなど、アンバサダーの行動をより深く理解・分析ができるデータの提供を目指します。企業はこのデータを活用し、企業/ブランドの熱心なファンであるアンバサダーとのコミュニケーションの最適化に活かすことが可能になります。
※Google、Google Cloud Platformは、Google LLC.の商標または登録商標です。
※Twitterは、Twitter,Incの商標または登録商標です。
※Instagramは米国およびその他の国におけるInstagram, LLCの商標です。
◆アンバサダーとは
アンバサダー(Ambassador) とは一般的に「大使」と翻訳される言葉で、従来は著名人や芸能人がブランドのシンボルとして任命される際に良く使われていました。
ただ、最近ではソーシャルメディアの発展に伴い、一般ユーザーのクチコミが積み重なることで著名人同様、企業の業績に影響を与えるようになってきています。
AMNではそうした「ブランドについて積極的に関わり、発言・推奨する熱量の高いユーザーやファン」を“アンバサダー”として再定義し、アンバサダーを可視化や活性化することで、企業のマーケティング活動に好影響をもたらすことができると考えており、企業毎に最適なアンバサダープログラムの構築を支援しています。
◆アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)について
AMNは、利用者と企業、そしてメディアの3者の会話やコミュニケーションを支援することをコンセプトとして、2007年2月に設立されました。当社では、単なる受け身のファンではなく、積極的に企業の活動に関わり、応援してくれるファンを「アンバサダー」と定義し、アンバサダーを軸にマーケティング活動を見直すサイクルである「アンバサダーサイクル」というコンセプトを元に企業のソーシャルメディア活動の支援やアドバイスを行っています。
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