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未来に共有したい震災復興で優れたサイトやアプリを表彰
『震災復興支援サービス大賞』最優秀賞は
「Google person Finder」
優秀賞に「英国大使館」など、国境を超え8個のサービスが受賞
カンバセーショナルマーケティングを手掛けるアジャイルメディア・ネットワーク株式会社(東京都渋谷区、代表取締役 徳力基彦、以下AMN)は、3月8日(木)に昨年の震災からの復興過程においてあらたなボランティアの形として登場したサイトやアプリの中から、今後の復興や対策に役立つものを選定・表彰する 「震災復興支援サービス大賞」の表彰式をいましたので、その結果をお知らせ致します。
この「震災復興支援サービス大賞」は、経済産業省からの委託事業「復旧・復興支援サイト/アプリ等調査事業(https://agilemedia.jp/netaction/)」で調査されたサイトやアプリのなかから、インターネット上で投票を行い、140近く寄せられたサイトやアプリの中からより多くの人に知ってもらいたい、記憶にとどめてもらいたい震災支援のネット事例を選定・表彰することで、情報通信技術面からの復興支援活動を促進することを目指しています。
■最優秀賞:Google Person Finder(消息情報):2011日本地震
http://japan.person-finder.appspot.com/
「パーソンファインダー(消息情報)」は、被災されたご家族やご友人の安否を調べられるツールです。※こちらのサイトは2011年10月30日をもって終了致しました。
【審査員コメント】
安否確認という重要テーマに絞り、自らの資源、可能性を傾注したその判断力と迅速さは、既存メディアを凌駕し、利用者の広範な支持を得ました。情報のデジタル化を数千人規模の「オンラインボランティア」が支えました。国際的な協力体制に基づく迅速な開発、全国的ボランティアの協力といった、人に関わるサービスを人々の協力で創り上げた「つながり」の真髄のようなサービスである点を評価します。
■優秀賞:助けあいジャパン
http://tasukeaijapan.jp/
足りない物資、足りている物資、やってほしいこと、やらなくていいこと等、内閣府震災ボランティア連携室からの情報提供を受けながら、可能な限り信頼できる情報を集めて掲載していくサイトです。また、現地に入っているボランティアが、目の前にいる人を助けようとして直面する個別の様々な課題の解決をサポートする、知恵やノウハウも提供します。
【審査員コメント】
現地の方々・ボランティアの方々など、現場が必要としている有益な情報を提供。また、政府情報の発信や復興のいまを情報レンジャーとしてレポートするなど、多角的に現場の方々が求める有益な情報を提供し、実際に当事者が活用できる状態にあったという点を評価します。
■優秀賞:英国大使館
http://ukinjapan.fco.gov.uk/en/news/?view=News&id=567559482
英国政府首席科学顧問のサー・ジョン・ベディントン氏による、福島第一原子力発電所へのコメントです。
【審査員コメント】
英国大使館の早期の公式見解発表が果たした役割は大きかったと評価します。
■優秀賞:ボランティアプラットフォーム
http://b.volunteer-platform.org/
さまざまな団体から寄せられるボランティア情報やイベント情報などの発信による継続的な支援が行える支援プラットフォームです。
【審査員コメント】
ボランティアの方々が求める、ボランティアの求人情報を現地の団体がボランティアプラットフォームを通して発信し、また、Yahoo!JAPANと連携するなどしていた点を評価します。
■優秀賞:Yahoo!復興支援
http://shinsai.yahoo.co.jp/volunteer_db/index.html
現地発のボランティア(NPO・NGO等)情報を掲載しているサイトです。
【審査員コメント】
震災復興のポータルとして長期にわたり多大な貢献が認められます。
■優秀賞:がんばろう、にっぽん-PLAY&SMILE FOR JAPAN
http://smileforjapan.wsx2.net/
子どもたちの笑顔の写真とメッセージを投稿してもらうことで、日本を元気にするプロジェクトです。
【審査員コメント】
洪水のように繰り返し寄せられた善意の「頑張ろうコール」は、被災地に住む者にとって必ずしもうれしいことばかりではありませんでした。このサイトにあふれる笑顔は、なぜ自分が頑張るのか、その理由を得心させます。
■MIAU賞:思い出サルベージアルバム・オンライン
http://jsis-bjk.cocolog-nifty.com/omoide/online_album.html
津波で汚れ、傷んだ写真から泥を掃き、洗浄し複写し、誰のものかわからなくなってしまった写真を持ち主の手元に届けるプロジェクトです。
【審査員コメント】
単にデータを復旧するのではなく、人の思い出を復旧させるという視点の取り組みで、「写真とは何か」という長い長い歴史のある問いに対する、一つの答えを出したものと言えます。長い視点から必要とされることであるにもかかわらず、比較的早期から取り組み、現在も続けているところを評価します。
■GLOCOM賞:自動車・通行実績情報マップ(Google)
http://www.google.com/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011_traffic.html
通行実績・渋滞実績は、被災地域内にお住まいの方々や、被災地へ支援・救援に向かう方々の移動の参考となる情報の提供を目的としたサービスです。(データ提供:本田技研工業株式会社)
【審査員コメント】
カーナビのデータを活用し道路の通行可否を可視化するという点が独創的であり、企業が連携し迅速にサービスを立ち上げたことも評価に値します。
<<表彰式の記録映像>>
●前半
http://www.ustream.tv/recorded/20951894
●後半(受賞者コメントはこちらをご覧ください)
http://www.ustream.tv/recorded/20952794
<<当日写真ダウンロード>>
https://agilemedia.jp/files/120308.zip
● 大賞審査方法
審査委員会を設置し、「復旧・復興支援サイト/アプリ等調査事業」サイト
(https://agilemedia.jp/revive-support/recent/)での投票状況などを参考にしながら、優秀賞、最優秀賞などを選定します。
● 審査委員
審査委員長:
國領二郎氏(慶應義塾大学総合政策学部長)
審査委員:
小寺信良氏(一般社団法人インターネットユーザー協会代表理事)
佐藤和文氏(河北新報社メディア局長)
Hack For Japan
藤沢烈氏(一般社団法人RCF復興支援チーム代表)
村上憲郎氏(国際大学GLOCOM主幹研究員/教授)
● 「震災復興支援サービス大賞」主催・協賛
主催:アジャイルメディア・ネットワーク(株)
協賛:
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)
一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)
●参考1:推薦・投票サイト 「復旧・復興支援サイト/アプリ等調査事業」
東日本大震災以降、被災地を支援する様々なサイトやアプリなどが、新しいボランティアの形として登場してきました。その中から、現在までの間に、震災復興の活動の役に立ったと思われるサイトやアプリの調査を行いネット上で紹介しています。これまでの調査や推薦などで寄せられた中から、特にユニーク且つ実際に役に立ったサイトやアプリに対して、3月8日にアジャイルメディア・ネットワーク株式会社が開催する震災復興支援サービス大賞にて表彰する活動です。
URL:https://agilemedia.jp/revive-support/recent/
●参考2:「震災復興支援サービス大賞」
東日本大震災以降、新たなボランティアの取り組みとして、被災地を支援する様々なサイトやアプリなどが登場しました。そこで「震災復興サービス大賞」では、「復旧・復興支援サイト/アプリ等調査事業」の調査結果を活用し、今後の参考となるサービスを表彰し、震災復興支援に関するサービス開発の促進を目指しています。
URL:https://agilemedia.jp/netaction/
■アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)について
AMNは、利用者と企業、そしてメディアの3者の会話やコミュニケーションを支援する「カンバセーショナルマーケティング」の推進をコンセプトとして、2007年2月に設立されました。アンテナの高いブロガーやソーシャルメディアユーザーと企業をつなぐことで、情報感度の高い利用者に効率的にリーチする手段を企業に提供します。また、TwitterやFacebook、mixiなど、複数のソーシャルメディアを活用したマーケティングサービスを提供しているほか、国内の有力ブログをネットワーク化し、質の高いブログの書き手を支援しています。(社)日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会運営の第6回Webクリエーション・アウォードで大賞を受賞。AMNのアドネットワークには 90のブログと17のツイッター関連サービスが参加しており、全体のページビューは月間5,000万PVを超えています。
<本案件のお問い合わせ先>
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社
担当:森下、江田
Tel:03-5774-1920 Fax:03-5774-1921 press@agilemedia.jp