ビジネスからプライベートまで幅広い可能性を実現「Office 2008 for Mac Power Blogger's Review」

本当にあったクリエイティブ現場の話

第1回 SmartArt グラフィック

うちの営業のエース 岡崎クン(仮名)は美大卒だ。
美大卒であることを活かし、とっても見栄えのよいプレゼン資料をMacBookで手早く作り上げる。この資料が客先で響くのだ。受注にいたる突破口となっているのは間違いナイ。

しかし岡崎クンの資料には、ひとつだけ大きな欠点がある。

その資料自体は「PowerPoint 2004」を使って作成されている。旧バージョンとはいえ一応「PowerPoint」書類ではある。

しかし、そのスライド上のオブジェクトもテキストもすべては「Adobe Illustrator」で作成されていた。やはり美大卒、そして制作畑の出身ということもあり「パワポよりイラレ」という指向からなかなか抜け出せないらしい。岡崎クンは「Adobe Illustrator」から書き出した画像を「PowerPoint」へコピペしていた。そのため「PowerPoint」のスライド上ではただの一枚絵となってしまっているのだ。

これではいくら綺麗につくられた資料であっても、データの再利用ができない!

単にプレゼン用のスライドであればいいけれど、例えばディレクターやデザイナーやプログラマーやクライアントが(そして岡崎クン自身も)、この資料内のサイトマップやシステム構成図を修正しようとする場合、オブジェクトもテキストも一から書き(描き)直す必要があるじゃないの。仮に手を加える必要性がなかったとしても、資料から文言をコピペするくらいは日常茶飯事。これではとっても困る。

見かねた上司が、そんな岡崎クンのために『アップルのKeynoteなら使いやすいんじゃない?』と提案。たしかに「Keynote」であれば、オフィススイートが苦手なクリエイター気質(そして熱烈なMacユーザー)の彼でも、ユーザーインターフェースなどで戸惑うことなく、見栄えの良いスライドがスイスイと作成できてしまうだろう。僕も自宅では「Keynote」を愛用している。

けど「Keynote」のスライドを「PowerPoint」書類として書き出したときに、完全に互換性が保証されているわけでもない。複数人のチームで仕事するには不向きとまでは言わないけど、普及率を考慮するとこれはこれで帯に短しタスキに長し。

そんなふうに困り果てていたところ、最新バージョンの「PowerPoint 2008」を目にして「これだ!」と感じた。

まず起動してすぐ目に飛び込んでくるのは「あれ?これってKeynoteの新バージョン?」と思ってしまうような、Mac OS Xと親和性の高いユーザーインターフェースデザイン。「Macでパワポ」という精神的な敷居がヒジョーに低くなっている。しかもこのバージョンの「Office」からはユニバーサルバイナリとなって、インテルMacの高性能も本領発揮だ。

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そしてなんといっても新機能「SmartArt グラフィック」に目を奪われる。

「SmartArt グラフィック」では、箇条書きしたテキスト項目に対してさまざまな(しかも格好よい)グラフィックスタイルを適用できるのだ!

文字通りの箇条書きリストはもちろんのこと、システム構成図、フローチャート、組織図まで色んな内容に対応できる。ちょうどHTMLの「li」要素が、CSS適用でナビゲーションメニューやトピックパスやタイル表示になったりするのと同じ感覚だ。

岡崎クンには「PowerPoint」のアップグレードを勧めよう。持ち前のクリエイティビティを損なうことなく、さらなる活躍が可能になるはずだ。そしてチーム内の作業効率もあがって一石二鳥!

ちなみにこの「SmartArt グラフィック」機能は「PowerPoint」だけでなく「Excel」や「Word」間でのコピペ・編集も可能。

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