ソーシャルメディアやデジタルマーケティングの時代になり、既存顧客であるファンやアンバサダーのクチコミが重要になったと言われています。
一方で、流行のマーケティング手法として一時的に取り組んでみたものの、上手く行かずに断念したというケースも非常に多いようです。
果たして、企業はこの変化の時代において、どういう戦略を軸に、既存顧客のクチコミを企業活動のどこに位置づけて活動するべきなのか。
今回のアンバサダーカンファレンスでは、そんな戦略の観点からのファンやアンバサダーのクチコミの可能性や、戦略と顧客視点の接点について、議論したいと考えています。
基調講演には、今年話題の書籍「なぜ「戦略」で差がつくのか。」を宣伝会議から出版された資生堂の音部大輔様にご登壇頂き、弊社の書籍「顧客視点の企業戦略」との接点について議論させて頂きます。
また、午後の部では、「アンバサダープログラムアワード2017」の受賞企業の方々に登壇頂き、アンバサダープログラムのような、ファンやアンバサダーを重視したアプローチを取る際に課題となることは何なのか、またこうした活動を続けることにどのような価値を感じておられるのか、というお話をお聞きしていきたいと考えています。
最後のクロージングセッションでは、昨年のアンバサダープログラムアワード2016大賞に輝いたネスカフェアンバサダーのご担当でもある津田 匡保氏にご登壇頂き、こうしたファンやアンバサダーを重視した活動の未来の可能性について議論する予定です。
10:00 |
午前の部 オープニング |
10:10 |
基調講演「なぜ「戦略」で差がつくのか」 ・プレゼンター 音部 大輔 氏(資生堂 CMLO) |
11:00 |
プレゼンテーション1 by AMN 「顧客視点の企業戦略とアンバサダープログラム」 ・プレゼンター 藤崎 実(アジャイルメディア・ネットワーク マーケティング部) 上田 怜史(アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役社長CEO) |
11:40 |
プレゼンテーション2 by マルケト 「エンゲージメントエコノミー時代のマーケティング」 ・プレゼンター 福田 康隆 氏(マルケト 代表取締役社長) |
12:10 |
パネルディスカッション「戦略と顧客視点の接点はどこにあるのか」 ・パネリスト 音部 大輔 氏(資生堂 CMLO) 藤崎 実(アジャイルメディア・ネットワーク マーケティング部) ・モデレーター 徳力 基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役CMO) |
13:00 |
休憩時間(ランチは各自でご手配のほどお願い致します。) |
14:00 |
午後の部 オープニング アンバサダープログラムアワード受賞企業ご紹介 |
14:20 |
アンバサダープログラムアワード受賞企業によるご講演 第一部 ・プレゼンター 「マクドナルド総選挙」 元浜 裕貴 氏(日本マクドナルド マーケティング本部 シニアマネージャー) 「Snow Peak Way」 西村 康司 氏(スノーピーク 企画本部 ブランドエンゲージメント部 プロモーション課 マネージャー) 「カスタマーサービス担当」 玉置 和也 氏(ソフトバンク カスタマーケア&オペレーション本部 オペレーション推進部 部長) 「ネスレVOCセンター」 田代 武志 氏(ネスレ日本 コンシューマーリレーションズ部 VOC推進室 室長) ・ファシリテーター 出口 潤(アジャイルメディア・ネットワーク 営業部 部長 / チーフ・アンバサダープログラムコンサルタント) |
15:15 |
プレゼンテーション3 by インテージ 「SNS時代のコミュニケーション効果分析」 ・プレゼンター 小林 薫 氏(インテージ マーケティングプラットフォーム推進本部 マーケティング部 ソリューション推進グループ アナリスト) |
15:30 |
休憩 |
15:40 |
アンバサダープログラムアワード受賞企業によるご講演 第二部 ・プレゼンター 「86 Society」 北原 花恵 氏(トヨタ自動車 GRマーケティング部) 「ワタシプラス」 徳丸 健太郎 氏(資生堂ジャパン EC事業推進部長) 「丸亀製麺試食部」 大洞 マキ 氏(トリドールホールディングス マーケティング部) ・ファシリテーター 村井 百恵(アジャイルメディア・ネットワーク シニア・コミュニケーション・デザイナー) |
16:35 |
プレゼンテーション4 by 電通デジタル 「電通グループによるアンバサダー領域の取り組み」 ・プレゼンター 水津 龍耶 氏(電通デジタル マーケティングコミュニケーション部門 プランナー/アナリスト) |
16:50 |
休憩 |
17:00 |
アンバサダープログラムアワード受賞企業によるご講演 第三部 ・プレゼンター 「セブンスイーツアンバサダー」 大石 健司 氏(セブン‐イレブン・ジャパン 販売促進部) 「Coke ON」 永井 宏明 氏(日本コカ・コーラ コマーシャルリーダーシップ&ベンディング事業部 販売機材/プラットフォーム企画グループ シニアマネジャー) 「よなよなエール 年間契約」 家住 泰裕 氏(ヤッホーブルーイング i・通販団(WEB直販事業部) ユニットディレクター) ・ファシリテーター 水口 麻希子(アジャイルメディア・ネットワーク チーフ・コミュニケーション・デザイナー) |
17:45 |
クロージングセッション「ファンやアンバサダーを重視したアプローチの未来」 ・パネリスト 津田 匡保 氏(ネスレ日本 Eコマース本部 部長) ※登壇者調整中 ・モデレーター 徳力 基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役CMO) |
18:30 |
ネットワーキング アジャイルメディア・ネットワーク株式会社10周年感謝パーティー |
20:00 |
クロージング |
(登壇順)
新卒でP&Gジャパンのマーケティング本部に入社。17年間の在籍中、アリエール、ファブリーズ、アテント、パンパースなどのブランドマネジメントを経て、US本社セントラルチームへ。帰国後、ダノンジャパン、ユニリーバ・ジャパン、日産自動車、資生堂など多様な文化背景や製品分野の企業でブランドマネジメントやマーケティング組織を指揮、育成。2016年、CNET JapanのCMO Awardを資生堂ジャパンCMOとして受賞。2017年、『なぜ戦略で差がつくのか。 -戦略思考でマーケティングは強くなる-』を上梓。博士(経営学 神戸大学)。
1996年、早稲田大学商学部卒業。同年、日本オラクルに入社。2001年より米国オラクルに異動し、ハイテクや自動車などの業界を中心に、在米日系企業のビジネス開発を担当。2004年に米国セールスフォース・ドットコムへ入社し、在米日系企業への営業活動から、日本のSMB市場へのオペレーション戦略立案に携わる。2005年、セールスフォース・ドットコム日本法人に異動し、中堅中小企業に特化した営業組織を編成。以後9年間に渡り、専務執行役員兼シニア・バイスプレジデントとして、同社の成長を牽引する。2014年6月から現職に就任。
日産自動車に入社し、グローバルマーケティング部にて海外市場のブランドマネジメントとマーケティングコミュニケーションを、またアフリカ担当部門にてプロダクトマネジメントを担当。2013年日本マクドナルドに入社。名前募集バーガー、月見バーガー、マクドナルド総選挙、グラン新発売等の期間限定プロモーションや新製品の発売に従事。現在はハッピーセットをはじめとするファミリー向けのマーケティングを担当。同時にデジタル部のソーシャルメディア担当を兼務。
新潟県新潟市生まれ。2013年株式会社スノーピーク入社。全国各地で開催するユーザーとのキャンプイベント『Snow Peak Way』、2017年新設のロイヤルカスタマーのみを対象としたキャンプイベント『Snow Peak Way Premium』、年2回の感謝祭『雪峰祭』、ロイヤルカスタマーのみを招待するパーティー『Snow Peak Special Meeting』等、ユーザーを対象とした各種イベントの企画運営を担当。入社以来キャンプイベント『Snow Peak Way』全会場の運営をし、スノーピーク主催イベントで年間30泊程度をキャンプ場で過ごしている。
同志社大学 文学部 京都市出身。2006年ソフトバンクモバイル(株)入社。カスタマーサービス部門にて登録オペレーション業務やモバイルナンバーポータビリティセンターを構築。2011年よりCS接点における満足度改善、KPI策定など品質管理を担当。2016年よりCS企画統括部門の部長として入電起因分析による合理化、オペレーション効率化、顧客継続維持活動の推進を担当し現在に至る。
1991年ネスレ日本株式会社入社。大阪支店 神戸営業所にて営業担当を皮切りに、市場調査部、飲料やチョコレートのブランド担当を経て2013年より現職。オンラインチャットやSNSなどデジタルでの消費者対応と、VOC(Voice of Consumer 消費者の声)の分析・フィードバックを担当し現在に至る。
外資系マーケティングリサーチ会社等を経て、2015年株式会社インテージに入社。現在は、表情解析を使ったテレビコマーシャルのクリエイティブ評価を担当し、さまざまなメーカーのクリエイティブ評価に携わりながら、アジャイルメディア・ネットワーク社と協業することで、SNS上のコミュニケーション効果分析のソリューション開発にも取り組んでいる。
2009年トヨタ自動車に入社し、全国トヨペット販売店での販促施策の企画推進担当を経て、2017年よりGRマーケティング部へ異動。現在は86のマーケティングを担当。クルマファン拡大に向け、本年は86オーナーの交流を増やすイベント開催促進を進める。
1992年資生堂入社。国内営業担当、セルフ化粧品ブランドのマーケティング担当を経験後、国内事業戦略部門にて、資生堂のEC/デジタルプラットフォーム「ワタシプラス」を企画。2012年4月にサービスをローンチし、現在に至る。
2005年より人材採用活動全般、PA採用センターの設立、人材教育等に従事。その後、CSR部門、ES部門の立上げを経て、2012年よりマーケティング部を立上げ現在に至る。「丸亀製麺」CM制作をはじめとする国内全業態のマーケティングおよび販売戦略を担務、現在は、デジタルマーケティング、アンバサダー活動、主軸業態のブランドイメージ戦略を推進中。
2015年電通入社。PR部門に配属後、2016年7月から電通デジタルへ出向。データ/デジタル領域では、ソーシャルメディア上のビッグデータを用いた、市場調査や施策の効果検証、データのコンテンツ化等を中心に担当。2017年には、アジャイルメディア・ネットワーク社と協業することで、ソーシャル上のブランドファンを発見・分析する「アンバサダーソナー」のソリューション開発をリード。アンバサダープログラムとの連携により「ファンの新規発見から活性化」まで一気通貫した課題解決に従事する。電通とNTTデータによるバーチャル組織「ソーシャルインサイトラボ」の研究員も兼務。
2000年にセブン‐イレブン・ジャパンに入社し、加盟店オーナーの経営カウンセリングを行う業務に従事した後、販売促進部に異動。販促物制作や地方プロモーションを担当した後に、2016年末より、ツイッター250万人、フェイスブック80万人のフォロワーを抱える公式SNS運営を担当。
新卒で株式会社CSK(現SCSK株式会社)入社。ITサービス、アウトソーシングの営業、新規事業開発に従事。ビットワレット(現楽天Edy株式会社)にて、電子マネーEdyのサービス開発、オンライン加盟店開拓、デジタルマーケティングを統括。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社にて、Tポイントのオウンドメディア運営、企画をリードした後、2014年に日本コカ・コーラ株式会社に入社。Coke ONのサービスコンセプトを企画し社内横断プロジェクトチームを発足させ2016年4月にサービスをローンチ、現在に至る。
広告代理店を経て、2012年よりヤッホーブルーイングに勤務し、i・通販団に所属。2016年より現職。現在は「よなよなエール 年間契約」の商品・サービス開発を行い、年間契約会員を軸としたファンの創出と、関連部署と協力したマーケティング活動促進に取り組む。
1978年兵庫県生まれ。2002年ネスレ日本に入社。2009年より「ネスカフェ ゴールドブレンド」「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」のマーケティング業務全般を担当。2012年に「ネスカフェ アンバサダー」プログラムを立ち上げ、 2014年第6回日本マーケティング対象を受賞。ネスカフェ アンバサダーは累計30万人に成長(2017年6月末現在)。現在はネスレ通販の運営責任者 兼 「ネスカフェ アンバサダー」など新規事業のマーケティングに従事。
商社にて建材を取扱い建設会社、設計事務所への営業活動に従事。 2004年シーネットネットワークスジャパン株式会社に入社し広告営業担当。その後 株式会社 ディー・エヌ・エーにて「モバゲータウン(現mobage)」の広告・企画営業を担当した後、 2007年アジャイルメディア・ネットワーク株式会社入社。2009年3月より同社取締役に就任。 茨城県 いばらきインターネットテレビ事業 検討委員会委員 企業へのアンバサダーコンセプトに基づくマーケティング・コミュニケーション開発の支援をおこなう。
NTTやIT系コンサルティングファーム等を経て、2006年にアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。「カンバセーショナルマーケティング」をキーワードに、ソーシャルメディアの企業活用についての啓蒙活動を担当。2009年2月には代表取締役社長に就任。 ブログ以外にも日経ビジネスオンラインや日経MJのコラム連載等、複数の執筆・講演活動を行っており、2011年の登壇回数は100回を越える。また個人でも、WOMマーケティング協議会の事例共有委員会委員長や、政府広報アドバイザーなど幅広い活動を行っており、著書に「デジタル・ワークスタイル」、「アルファブロガー」等がある。
国内及び外資系広告会社を経て現職。立教大学大学院ビジネスデザイン研究科博士課程在学中(2017年現在)。日本広告学会会員/クリエーティブ委員、日本広報学会会員/デジタルPR研究部会、日本マーケティング学会会員、WOMマーケティング協議会理事/事例共有委員会/メソッド委員会、東京コピーライターズクラブ会員。受賞歴に、カンヌライオンズ、OneShow、クリオ、クリエイターオブザイヤー、電通賞などがある。論文として「アンバサダー顧客活用施策と効果検証の実際」、「アンバサダー顧客はなぜ無償で推奨行為を行うのか」などを執筆、書籍監修として『アンバサダー・マーケティング』(日経BP社)がある。
音楽フリーペーパーで編集長兼デザイナー、音楽出版社、音楽・エンタメ系ポータルサイトにて広告・企画営業職を経て、2010年にアジャイルメディア・ネットワーク(AMN)へ入社。現在は営業部部長 兼 チーフ・アンバサダープログラムコンサルタントとして活動中。企業のマーケティングパートナーになるべく、アンバサダープログラムの導入・プランニング〜アンバサダーの発掘、育成、コミュニケーション、プログラムの運用支援・効果測定まで、多岐にわたる幅広い領域を担い、個性豊かなAMNメンバー達と共に日々、試行錯誤を続けている。「自分らしく、楽しむ」がモットー。2児の父で趣味はボルダリング。