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用紙を有効活用。エコにも節約にも役立てられる「Easy-WebPrint EX」
「Easy-WebPrint EX」は、キヤノンのプリンタで利用できる、Webページをいろいろ加工して印刷するユーティリティソフトです。わが家には「PIXUS MP950」があるのですが、これはEasy-WebPrint EXの対応機種からぎりぎり1世代外れているようでした。残念。今回はAMNより最新モデル「MP640」を拝借し、モニターしています。

「Easy-WebPrint EX」は、IE7/8用のプラグインとして提供されています。
切り抜きや段組印刷機能で用紙の有効活用できる
「Easy-WebPrint EX」でできることは、ひとことで言えば「用紙の有効活用」です。
Webページをプリントするときには、必要な情報のわりに無駄に用紙を(もちろん同時にインクも)消費してしまうことが多いものです。IEを含め最近のブラウザには用紙幅に合わせてWebページを縮小する機能が搭載されており、横長のページが用紙2枚幅で出てくる、という最高にガックリ来るトラブルは起こりにくくなりました。しかし、まだまだ不必要な領域を印刷してしまっています。
家族全員の環境に入れておきたいお役立ちぶりと簡単さ
俺はちゃんと他のツールを使ってトリミングしているし、そもそもWebページをいちいち紙に印刷なんてしねーよ、とお思いの方もいるでしょう。私もわりとそうです。
しかし、プリンタはご家族全員が使うものだと思います。家族がいつのまにかWebページをジャンジャカ印刷していて、しかも最後のぺージはフッターだけで、これはいらないだろう……。みたいなことは、わりとよくありますよね。
そうしたガッカリ体験を回避するために「Easy-WebPrint EX」はかなりいい仕事をしてくれます。しかもプリンタドライバと一緒にインストールでき、IEのツールバーになっているから「うっかり使い忘れた」ということも少なく、多機能ではないけれど、その分使いやすい。なかなか良いものではないかと思います。
「クリップ」機能で必要な部分だけを切り抜き、再レイアウトして印刷する
覚えておくべき「Easy-WebPrint EX」の機能は、Webページ中の任意の部分だけを切り抜いて保存/印刷できる「クリップ」と、特殊なレイアウトが可能な「(印刷)プレビュー」の2つだけです。
まず「クリップ」機能を見ていきましょう。Webページを表示中に[クリップ]をクリックすると、クリップする部分を選択するための画面になります。[自動クリップ]をクリックした場合は、ソフトが自動的にこのへんかなーという範囲を選択しておいてくれ、手動で微調整ができます。基本的には[自動クリップ]を使っておけばいいです。
クリップしたものは「クリップリスト」に保存され、その後、編集・印刷ができます。わが家では妻がよくレシピサイトを印刷しているのですが、普通に印刷すると1点あたり用紙2、3枚に渡ってしまうようなレシピを、「クリップ」で必要な部分だけ切り抜いて並べ直すことで、用紙1枚に2点並べてしかもコメントまで付けて印刷、なんてこともできます。
これは用紙の節約になるだけでなく、ちょっとしたスクラップブック感覚もあり、楽しみながら使えます。
なお、このスクラップブック感覚で編集したものをPDFとして保存する機能もあります。ですが残念なことに、クリップの段階で画像データとして扱われてしまっているようで、PDF中の文字も画像になってしまっています。しかもJPEGで処理されているのか、拡大すると画像に元のページにはなかったノイズも乗ってしまっているんですよね……。Webページの情報はたいていテキスト情報に価値があるので、このPDF保存機能はちょっと私には使い道がなさそうです。
「クリップ」機能でページの中から必要な範囲を切り抜きます

クリップした内容は「クリップリスト」に並びます。ここで[クリップの編集と印刷]をクリックすると、編集画面に映ります

編集画面では、クリップの移動、拡大・縮小、文字の書き込み等々ができます

PDFを拡大したところ。全てが画像になり、ノイズも乗ってしまって残念。これはオマケ機能ですね
「プレビュー」機能から、用紙中の情報密度をとことん上げる
先述したように私はそれほど頻繁にはWebページを印刷しませんが、資料がやたらと増えて混乱しそうになってくると、一通り印刷して手元に持っておきたくなります。また、仕事ではHTML化したWebサイト用の記事を校正のために印刷することもあります。校正とか査読といった段階でしっかり読み込もうとすると、やはりモニター上よりも紙の方が読みやすいと思います。
資料になるような内容があるサイト(技術情報サイトなど)では、たいていは全ページを印刷することになるため、「クリップ」機能の出番はあまりありません。そのかわり、情報量が多いため、やたらと枚数が増えてしまうのが困りものです。
そんな場合に使えるのが、「プレビュー」機能中にある複数列印刷機能です。1列(デフォルト)?3列までの設定が可能で、2列にすれば1枚に4枚分、3列にすれば9枚分を詰め込んで印刷できます。用紙の節約になると同時に、情報密度を上げ、印刷した資料の整理も楽になります。
ちなみに、Wikipediaの記事を3列にしてA4用紙縦に印刷すると、本文の文字サイズは1mm少々と、視力にだけは自信のある私でもちょっと虫眼鏡が欲しいサイズになりました。文字を出す場合は2段組がよさそうです(3段組で用紙を横にするという手もあります)。

A4用紙縦に三段組みにしたプレビュー。強烈な密度にしての印刷ができます。
入れておけば損はない、利用を習慣化したいソフト
多少PCに詳しい方には、プリンタやデジカメ付属CD-ROM/DVD-ROMは、不要なソフトがたくさん入っているから利用しない、ドライバはWebからダウンロードする、という方も多いのではないかと思います。
が、とりあえず「Easy-WebPrint EX」は、インストールしておけばいつかは役立つ、こまめに使えば家計にも地球にもやさしくなれるソフトです。使い方も覚えやすいので、印刷する機会の多い人は、クリップや段組印刷の利用を習慣化するようにしたいですね。
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